海外に旅行に行って「コンセント」と発音しても、まったく通じなかった経験をお持ちの方もいるかもしれません。実をいうと「コンセント」は日本でしか通用しない和製英語です。
実際にこの言葉を作ったというのが、東京電燈(現東京電力グループ)で、内線規程等を作られた方で、コンセントという言葉ができた経緯を雑誌でご本人が説明しています。
それによると、このころは、電気が一般に普及しだしたばかりで、まだ電気用品の名称が漠然としていていろいろな呼び名で呼ばれていたらしいのです。現在、コンセントと呼ばれている器具についても、もともとは差す側と受ける側を合わせて「コンセントプラグ」と呼んでいたようです。
しかし、差す側と受ける側、別々の名称にしなければならなくなって、さて困った・・・。
差す側は「プラグ」で意味的にもあっているのですが・・・。結局「コンセントプラグ」を二つに割って、受ける側を「コンセント」、差す側をプラグにすることで落ち着かせたようで、それが全国に普及してコンセントという名称が日本で定着したというのが真相のようです。
ちなみに英語では、outlet(米)、socket(イギリス)と呼びます。concentは同意する、承諾するという意味で日本のコンセントの意味はありません。
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