技能試験では、ランプレセプタクルや露出コンセントの輪づくりで苦戦される方が多いと思います。
現在では、あまり輪づくりで器具に接続することは減ってきたと思いますが、私が現場にいた昔には、仮設用分電盤や仮設コンセントなどの準備のため大量に輪づくりをする場面は多々ありました。
そんなときに、試験で行っているように、輪を作って、ねじを外して・・・と作業をしていると、先輩が、
「そんなちんたら日が暮れるぞ。こうやってみ」
と教えてくれた方法がこれ。
これだとねじを外す必要がない、ねじとぴったりで3/4の輪づくりになるというメリットがある一方、余分な心線が必要、心線を手でねじ切らないといけない(ニッパなどではひげができてしまうため)、などデメリットもあります。もちろん試験ではできない方法です。
ただ何十個とか百個単位で露出コンの接続をしないといけないときには、非常に重宝した手法でもありまして、現場ではいかに効率的に手元にある工具で作業をするかという工夫をされていたんだという参考として、ご覧いただければと思います。