コラム

電気工事士技能試験の時間短縮テクニック④

(1)作業順序はモジュール(作業要素)で考える
時間短縮を図る際、作業全体の中から、それぞれの作業を抽出してモジュール(作業要素)として考えると13問を効率よく練習できます。
例えば候補問題No.1は、
①ランプレセプタクルの作業
②引掛シーリングローゼットの作業
③タンブラスイッチ(3個)の作業
④施工省略照明器具の作業
⑤ジョイントボックス間のVVF1.6-3Cの作業
⑥EM-EEF2.0-2C電源の作業
⑦Aジョイントボックス接続作業
⑧Bジョイントボックス接続作業
と分解できます。
 特に①、②、④、⑤は他の候補問題でも出てくる作業です。例えば①のランプレセプタクルは13問中、12問で出てきますし、②の引掛シーリングローゼットは丸形のものも入れると7問出てきます。


(2)まず各モジュールの時間短縮
最初は、より多く出てくる作業を短縮するのが、全体のスピードアップの早道です。特にランプレセプタクルと引掛シーリングローゼットのスピードをアップできれば、候補問題のほとんどのスピードアップに貢献します。
また、代用端子の作業や、ゴムブッシングを使った作業などは、共通点が多いので円滑に作業できるように練習しておきます。
(3)作業順序を固定する
次にできるのが、作業順序の固定化です。つまり次の作業に何をすればよいかをその場で考えないようにするのです。
例えば、(照明などの)器具、(スイッチコンセントなどの)配線器具、その他の省略器具の配線、特殊なスイッチの配線、ジョイントボックス間の配線、電源の配線、配管、電線同士の接続・・・などと一連の流れを作っておき、それぞれの作業要素を順序に従って作業しておけば、作業間での迷いや手戻りなどの時間のロスを防げます。また次に何の工具と材料が必要かを素早く判断することができます。
時間がかかる方を見ていると、このあたりがしっかりなされていない気がします。作業中に考え込んだり、一つの作業が終わると次の作業までに手が止まってしまったりするのです。
(4)その候補問題のみの特殊な作業はどうするか
リモコンスイッチや自動点滅器、4路スイッチなど、その候補問題オリジナルな作業も存在します。特に練習時間がない場合、出題される確率が1/13であるため、どこまで練習したらよいか迷われるかもしれません。
これらも、ケーブル電線の加工と接続という作業では、変わりません。実際の作業は1度でもよいですが、そこで行うケーブルの切断、外装・被服剥き、接続の作業をしっかりとスピードアップしておくことで対応できます。
(5)時間がかかる候補問題をベンチマークにする
特に、接続箇所の多い4路スイッチの回路は、時間がかかると推測されます。逆に考えて、時間がかかりそうな4路スイッチのような問題(No.7)の時間が30分くらいなら、他の候補問題の時間にも余裕があると考えることができます。時間がかかりそうな問題を基準に全体のスピードを底上げしていくと考えるのです。
このような形で練習を繰り返していけば、無駄の少ない作業でスピードアップを図れます。最初に40分以上かかっていた作業も30分前後で押さえることができるようになるでしょう。


(6)余った時間で必ず確認と整える作業を
そして必ずしていただきたいのは最後の確認と作品の形を整える作業です。ミスを早期に発見できれば欠陥を時間内に修正することも十分にできます。また作品がきれいであれば、試験官の欠陥の有無の確認の際も見やすくなります。

このような形でぜひご自身の練習の際にスピードアップを図ってください。

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